おかゆにっき

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最高に気持ち良い昼寝の方法

 こんにちは、おかゆです。今日は前置きなくさくさく本題にはいります。リアルが巻いているので現実逃避にこの記事を書いているのです。シャッと書いてパッと上げてシュンッと準備を始めねばなりません。

 このページを開いたあなたは重々ご存知かと思いますが、昼寝は最高です。昼寝のもたらす幸福感に並ぶものならいざ知らず、勝るものを私は知りません。私の人生が寂しいのではなく、昼寝がそれだけ幸福感あふれすぎ、こぼれた幸せが泉を作るほどであるだけです。

 さて、ではおかゆ流最高に気持ち良い昼寝の方法をここに記そうと思います。どちらかと言えば単身者向けですが、ご家族とお住まいの方も多少方法を変えながら試してみて頂けると嬉しいです。

 

 昼寝をするのですから、もちろん一日休みをご用意ください。前日は好きな本か、落ち着いた映画を見るなどしてほんの少し夜更かししておきましょう。お酒はあまり摂取しないほうが理想的ですが、楽しむ程度なら良しとしましょう。

 季節は初夏が最も望ましいと言えます。天気は晴れ。遠くで雷鳴の響く雨や、日の温かさを感じる程度の薄曇りも悪くありませんが、やはりベストは快晴です。雲は少なければ少ないほど好ましく、さらに普段より少しだけ風のある日であれば文句のつけようはありません。

 休日、天候、身体のコンディションが整ったら、いよいよ昼寝の準備です。まず、朝はきちんと起きましょう。ことさら早起きをする必要はありませんが、6~8時には目覚めておくことが大切です。目を覚ましたら、最初に布団を干します。ベッドの中を空にすることで二度寝防止にもなりますし、夜の快眠のためにも布団を日にさらしておいて損はありません。

 布団を干し終えたら、次は洗濯機を回しましょう。洗濯ものを溜めておいても良いですし、家中のベッドやクッションからカバーをはぎ取ってくるのも良いかもしれません。お気に入りの柔軟剤を使うとより良い昼寝に繋がります。

 言い忘れていましたが、ここまでの工程はテキパキやってはいけません。ストレスにならない程度にゆっくりのんびり、普段より全ての工程を丁寧に行うと良いでしょう。布団を干したらしばらく日向ぼっこをするとか、洗濯機を回してからしばらくは水のそそがれる音を聞いているとか、普段はあまりしないようなことをしてみるのも、落ち着いた気持ちになって良いかもしれません。

 洗濯機が動き始めたら、次は部屋の掃除をしましょう。忙しくしている間にちらかした衣類を片付け、前日放りっぱなしで寝てしまったお皿を洗い、埃がうっすら見えて来た棚を拭き、余力があればお風呂場でカーテンの洗濯に挑戦するのも良いでしょう。

 ここまで動くと流石におなかが空いてきますが、コーヒーや温かいお茶、チョコレートなどで簡単にごまかします。

 さて、床に丁寧に掃除機をかけている辺りで、洗濯機が終了の音楽を流します。まぁ気にせず掃除機をかけ続けましょう。満足いくまでかけたら、洗濯ものを干す作業です。その前に一度手を洗うのを忘れないでくださいね。

 今日の良い天気を楽しむのに、洗濯は最高の機会です。洗濯ものを掴んでパンッと張るたびに、今日は空青いなー、日差しも良い感じだなー、風もあるからよく乾くだろうなー、と飽きるまでいちいち楽しんでください。多少まぬけでもかまいませんから、1人でもにこにこ機嫌良く干しましょう。飽きたらさくっと終わらせて頂いて結構ですが、ある程度丁寧に干しておいた方が今後の気分的には良いだろうと思います。

 さて、洗濯ものを干し切った辺りで、いい加減空腹がピークです。自炊してきれいになった部屋で食事するのが一番ですが、ここまでで疲れてしまった人は近所のスーパーやコンビニでご飯をゲットするか、もう少し凝りたいなら喫茶店でいつもよりちょっと良いメニューを注文しましょう。外出する前にシャワーを浴びて、あまりこだわりがないなら使ったタオルを他の洗濯ものにまぎれないように干しておくと、次にお風呂に入ったときにもう一度利用できて良いかもしれません。

 遅めの食事で良い具合におなかも膨れ、部屋もきれいで、ベランダでは洗濯ものがぱたぱた泳いでいるこのとき、ようやく昼寝にちょうど良い時間帯がやってきます。午後二時です。初夏の昼下がり、二時から三時までの一時間が、お昼寝ゴールデンタイムと言って良いでしょう。

 昼寝に入る前に重要な準備は、家の換気をできるだけ良くすることです。まず、ベランダの窓は全開にし、網戸だけの状態にしましょう。開く窓はできるだけ開き、窓がないなら換気扇を回しましょう。お風呂場の扉や廊下に繋がるドアも少しだけ開け、空気の流れを出来るだけ良くします。

 寝方はこだわりの強い部分ですからそれぞれのお好みにまかせます。が、私のベストは床に寝ころぶことです。ベランダの窓にレースカーテンを引いて、念入りに掃除したカーペットの上に無造作に寝ころび、風にゆらめく白いカーテンを眺めながら、枕とタオルケットだけで眠ることの幸福感! カーテン越しに洗濯もの達の影が浮かび、気に入りの柔軟剤の香りが鼻をくすぐってゆきます。全てはこの瞬間のために整えられたのです。眠る段階に来て、なんとなく身構えてしまう方もいるかもしれません。しかしその力は、今は忘れることにしましょう。この瞬間、そよ風を感じながら、ぼんやり寝転がって、そのままとろとろと眠りにつく快感、それだけを感じれば良いのですから。

 

 

 その後、大体1,2時間で目が覚めます。今度は起きてもしばらくは寝転がって、覚醒前のふわふわした頭を楽しんだり、前日読み切れなかった本のページをめくったりして完全な目覚めを待つのがまた心地よい時間となることでしょう。思う存分ごろごろしたら、洗濯ものと布団を取り込みます。夕方にさしかかる時間、他の家からも洗濯ものを取りこむ音が聞こえてくるかもしれません。布を傷めない程度に布団を叩き、取り込んだ洗濯ものを畳めば、そろそろ一日も終わりでしょうか。夕食は好物を用意して、デザートは和菓子など良いかもしれません。

 

おわり